物件名 某小学校分校
所在地 ***
探索日 2006/6
廃墟日 不明(三十数年前)
分類 学校
撮影者 TEL
写真コメント pcfx


かつての通学路。深緑の朝もやの中、濃い酸素に包まれて少年少女はこの道を歩いた。



石垣の校門ですら子供達の遊び場だった。



木造平屋建ての校舎は、子供達の声を吸収したまま朽ち果てた。



この庇だけが学校の証。



完全に植物に包囲された山の中の分校。植物に学問は必要ない。



教室の中では文明の篭城戦。



教室の中まで植物が進入してきた。長い時間をかけて黒板を読んでいる。



田舎を褒める時、「自然が素晴らしい」というのは、他に何もないからだ。



算数の教科書。数式は言葉と平行して発達した理論言語。数量化教育。



「みんなの体育」。「わたしの体育」ではない。己が肉体の発育は社会の為のものという思想。



創作ダンスは至高の表現であるとともに、原始的な共感を呼び起こす。故に恥ずかしい。



昔、ガラスにヒビが入ると、このように修繕していた。割れたからといってすぐには捨てない。



天井から下がるのは白熱球のカサ。雨の日は薄暗い教室を頼りない光が照らした。



道理と構造を教える教科書。言語は論理的に、数式は言語的に説明しなければならない。



「レコード」という記録媒体が、再生される機会を失ったまま劣化していく。



電気吹込・テイチクレコード・鹿鳴館情炎記。まだロマンがあった頃の、許されざる恋歌。



タイヘイレコード・大阪音頭。裏面は浪速小唄。結城浩の代表曲。



鉄琴。これがコンクリで固められて建物に埋め込まれると、鉄琴コンクリートという楽器になる。



木の机はラクガキされたり、彫刻刀で掘られたり、引き出しにパンを放置されたりする。



歌謡ショーの絵だろうか。点の描き方に拘る表現者。



この絵からも、夜間に野外で催されたイベントだったことがわかる。



この作者にとって、地球の重力などさして問題ではなかった事がわかる。



黒板にはデフォルトで電気料金の集金日が記入されている。なぜなのか。



白いカーテンが、女先生のスリップに見えるぼくらの教室。



豆の木ジャック。豆の木を占領した若きテロリストの記録。



フェミ男系のジャックは警備員の監視巧みに避けて、豆の木を登り始めた。



登りきってみると、向こうに資本主義の搾取の象徴が見えた。ヤサ男ジャックは標的を確認。



搾取の館では、資本主義の豚が酒と女と飽食を貪っていた。



資本の奴隷女が、堕落させるため誘惑する。「金貨がほしければ靴の裏を舐めなさい。」



金融という搾取の木を切り倒し、若きテロリストは搾取の豚を地に落としましたとさ。



恐るべき赤化教育。価格はダイソー。ランバージャッキング。



元生徒から、先生に宛てられた手紙が残る。元生徒けさみ。



宛名がみゆきと千代美。先生の名前?



卒業後名古屋に移った元生徒から名古屋の絵葉書が送られてきた。



新幹線開通当時の名古屋駅前。今はもう面影もない。



セントラルパーク建造中。この像は今どこに??



小牧空港の周りはなんにもない。小牧山まで見える。ある意味貴重な写真。



黒板には昭和49年の記録。ラブラブな相々傘が三組。さわやか三組。



アラビアンナイト。シンバットの冒険。大航海時代の世界地図を採用した地図帳。



「あたらしいしゃかい」。しかし第二次大戦はまだ終わっていない。白欧主義打倒。



半野外の手洗い場。木製のシンク。



そして厠。出る→落ちる 方式。人間の尊厳の最終防衛ライン。



ジャングルをかきわけて帰ります。さようなら100年学校。さようなら昭和。



物件の感想
by TEL

深い山間に眠る小学校です。

昭和中期に改築された建物がひっそりと残っています。

その内側に当時の記憶を宿したまま、自然に身を委ねています。

尋常小学校の時代からその役目を終えるのに100年近く。

そしてここを巣立って行った生徒は300人に満たない小さな学校ですが、卒業生の方々
の思い出がそこには息づいていました。

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