山の上に団地がふたつ。30数年の植物の繁殖。伐採した木が廃棄されている。 ![]() 廃坑になった鉱山住宅は、いつもどこか物悲しい。この独特の悲壮感は何なのだろうか。 ![]() 沈殿槽の周囲はお花畑。産業と言う戦争が終わった後の平和。 ![]() 団地内の台所。アルミの弁当箱、石のシンク、そして30数年間透明度を失わない窓ガラス。 ![]() 水洗トイレ。このデザインは驚くほど変わっていない。そして造花も驚くほど古びていない。 ![]() 漬物石と団扇と割り箸。団扇は初夏専用。大型の男性用と小型の女性用。夫婦団扇。 ![]() 洗面所には小窓もついておしゃれ。清々しい風が感じられる。雑巾という布の最終形態。 ![]() 電球という照明には、明るすぎないという性能があった。 ![]() 階段状の団地の間に廃材が積み重ねられている。捨てるという共通点。共同墓地。 ![]() 紙と木で作られた開閉式間仕切り。これを開放すると日本家屋は一間になる。 ![]() 40年前のカレンダー。終戦から20年目のモダニズム。 ![]() 古色蒼然としたヒューズボックス。ブレイカーという発明。 ![]() 山の斜面の日当たりを、階段状の団地は精一杯受け止めた。テラスの午後三時。 ![]() 玄関には下駄が。最近下駄を見なくなった。 ![]() しょうゆを使う文化は、瓶からペットボトルに変わった。丸大豆とか減塩とかいう小細工。 ![]() 産業と共に遷ろう棲家は、今使われている住宅の数十年後の運命でもある。 ![]()
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