N煉瓦製作所本店 

所在地   ***
探索日   最終探索???????? 
建築     明治末期建造
分類     工場
規模     残存小規模(2棟+窯)  



明治産まれの堂々たる廃墟、N煉瓦製作所本店。その後文化財に指定された。



夕日に映える煉瓦の城は、直方体の切り傷を晒して匂い立つ。



背景の真新しい住宅と好対照に立ち腐れる煉瓦価値。築100年と築数年。



煉瓦の亀裂はデジタルに。そして植物たちは遠慮なくスキマに根を張る。



こうなる前に文化財にしてほしかった。後手に回る明治期の記憶の保存。



戦場にはこういう光景がよく見られる。しかしここは平和な日本。



隣接の建物との境界。フェンスが国境。平気で越境する植物。



もう1棟は三角屋根。煉瓦の要塞。司令部的佇まい。



三角の屋根は一部だけであった。背景と共に、はげ山の一夜。



煙突は今でもしっかりと屹立する。ファロスは重層的に非決定された力か。



門構えはしっかりと、ずっしりと座り込んだ。そのまま居眠りから大往生。



ギヤと歯車とシャフトのメカニズム。機械思想。人間機械論。唯物は彼岸の価値観。



石川鉄工所謹製の真空土練成型機。電話番号はシンプルにも1219番。



日立の技術がここでも息づいていた。



炉は煉瓦と土が曖昧になった調和の元に、その口を開け続けている。



暗闇に誘う穴は、人間を堕落に誘う。故に聖人は穴を遠ざける。



その昔、業火に包まれた空間は、単なる土くれを価値ある構造物に変えた。生産の神秘。



煙突の真下は炉の行き止まり。息が止ると人は死に至る。生死を超えるのは難しい問題だ。



ファロスは答えを語らず、ただ方向性を貫く力としてだけ存在するのか。煙突は語らない。



コメント

大正時代に立てられた窯と明治末期に建てられた建築物が残っております。

当サイトに来て頂いている滋賀県民A様より案内を頂いて当地にやって参りました。

※ 現在文化財になっております。


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